3月のパンタシア

今は単身赴任で父親が横須賀の方に行ってるから、母親と2人だけ。


「二人きりで楽なんだけどね」「さびしくない？」「男の人が家の中にいないとなんか、心細いっていうか」「あ、そっか緑んちは弟がいるもんね」「うん弟がいる」


「弟さんて今度中学校3年でしょ受験じゃん」「そうだね受験」「今、家の中がピリピリしてる」「そっか」


「逃げてきていいたまに」「いいよ緑なら大歓迎だよ」

そういって裕子はゆっくり笑った。

「ふーおいしかった」「おいしかったね」そういって司と緑は笑いあった。

「なんか家庭の味ってひさしぶりなのな」「そういうと思った」「あ、デザートもあるよ」「デザート？」「うんデザート」


そういうと裕子は奥の部屋に行ったパタパタパタ。


奥の台所からフルーチェを持ってきた、「ああ、懐かしい味」「本当懐かしい味」


2人はもくもくとデザートを食べた。

「ご馳走様でした」「ご馳走様！！」

2人とも満足しきった顔をしてデザートを食べ終わった。

2時間くらいしたろうかいろんな話をしていた、外をふと見ると夕闇が迫っていた。

「帰ろっかな」「帰る」「そうもう帰るの？」「またいつでも遊びに来て頂戴ね」そういって裕子のお母さんが置くから出てきた。


2時間くらいいろいろ話したろうか、もう外は夕闇が迫っていた。


「もう夕方だよ」「そうだね」「帰ろっかな」「帰る」