3月のパンタシア
「司ー」「終わったよ」「なんか社会の先生にらんでたよ司のこと」「そうか?」「うんにらんでたよ」「寝てたでしょ授業中」

「まあな」「昨日モンスターストライクやってて遅くまで寝てないもん」「だめじゃん」「寝なきゃで、授業中に寝てちゃダメでしょ?」

「まあな」「聞いてるちゃんと?」「はいはい聞いてる」「なんか大丈夫かな」「そんなんじゃ高校の推薦もらえないよ」「もらえるもらえる俺成績いいもん」


「そんな高く食ってていいの?」「後で泣き見るよ」「いや大丈夫だー」そうのんきに司は話す。

「今日緑きてる?」「うんきてると思うよ」「そう」「なに用事?」「いや社会のノート貸してもらおうと思って」「だめじゃん」

「いいの緑は僕の秘書」「何言ってるだろう」「勝手に秘書にして」「優秀だぞ学年トップの優秀な秘書」「だから人ばかり当てにしちゃだめだって」「まあな持つべきものはいい友達」「そういう時ばかりあてにする」

「緑困ってるよきっと」「しょっちゅうでしょ?」「社会科の時間になると眠くなるから俺」「相性わるいんかな先生と」「そういう問題じゃないんじゃない?」

「キチンとせい」そういい終わると裕子は司の頭をノートで叩いた。
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