BLACK DOBER --君だけに--
静かな体育館に重い扉の開く音が響く
新入生や教師、親たちその場の全員が音の方を振り返る。
見るとそこには気だるそうな美少女が悪びれもせずに立っていた。
色素の薄い綺麗な長髪、真っ白な肌、長い足どこをとっても非の打ちどころがないものだった
が今はそんなことは関係ない
1人の教師が眉間にシワを寄せてその生徒を列へと案内する
するとまたも悪びれもせずニコニコとお礼を言って列に加わる