恋
カツンとマグカップをテーブルのうえに置くと、
「…朝比奈さんは洋菓子と和菓子はどちらの方が好きですか?」
あたしが聞いたとたん、朝比奈さんは驚いたと言うように目を見開いた。
…何かおかしなことを聞いたか?
そう思っていたら、
「ごめんごめん、小春ちゃんが初めて俺に興味を持ってくれたかと思ったら嬉しくて」
朝比奈さんは嬉しそうに笑いながら言い返した。
「流れで聞いただけです、興味は持っていません」
あたしは返事をすると、チョコレートを口に入れた。
ほろ苦い甘さを持っているそれは舌のうえで静かに溶けて行った。
「まあ、いいよ…。
興味を持ってもらうように努力をするよ…」
朝比奈さんは訳がわからないことを呟いていた。
「俺もどちらかと言うと洋菓子の方が好きかな。
和菓子はあんこ自体があんまり好きじゃないから」
「へえ、そうですか」
朝比奈さんにも嫌いなものがあるのか。
「…朝比奈さんは洋菓子と和菓子はどちらの方が好きですか?」
あたしが聞いたとたん、朝比奈さんは驚いたと言うように目を見開いた。
…何かおかしなことを聞いたか?
そう思っていたら、
「ごめんごめん、小春ちゃんが初めて俺に興味を持ってくれたかと思ったら嬉しくて」
朝比奈さんは嬉しそうに笑いながら言い返した。
「流れで聞いただけです、興味は持っていません」
あたしは返事をすると、チョコレートを口に入れた。
ほろ苦い甘さを持っているそれは舌のうえで静かに溶けて行った。
「まあ、いいよ…。
興味を持ってもらうように努力をするよ…」
朝比奈さんは訳がわからないことを呟いていた。
「俺もどちらかと言うと洋菓子の方が好きかな。
和菓子はあんこ自体があんまり好きじゃないから」
「へえ、そうですか」
朝比奈さんにも嫌いなものがあるのか。