恋
第12章*テキーラ
時計が午後8時を過ぎた頃、あたしはカバンを手に持った。
「じゃあ、行ってきますね」
リビングのソファーに座ってテレビを見ている朝比奈さんに向かって、あたしは声をかけた。
「うん、楽しんできてね」
朝比奈さんはテレビからあたしに視線を向けると、そう言った。
今日は飲み会である。
何でも、あたしの結婚祝いをするために野々村さんと青果部の一ノ瀬さんが企画をしてくれたのだそうだ。
「飲み会って10時過ぎに終わるんだっけ?」
玄関で靴を履いていたら朝比奈さんが見送りにきた。
「でも11時になるかも知れないですよ」
靴を履きながら、あたしは返事をした。
「11時になってもちゃんと迎えにくるから。
彼らにもいい旦那さんだって言うイメージをつけたいし」
朝比奈さんは苦笑いをした。
伊勢谷さんと口論になった事件のことをまだ気にしているみたいだ。
「じゃあ、行ってきますね」
リビングのソファーに座ってテレビを見ている朝比奈さんに向かって、あたしは声をかけた。
「うん、楽しんできてね」
朝比奈さんはテレビからあたしに視線を向けると、そう言った。
今日は飲み会である。
何でも、あたしの結婚祝いをするために野々村さんと青果部の一ノ瀬さんが企画をしてくれたのだそうだ。
「飲み会って10時過ぎに終わるんだっけ?」
玄関で靴を履いていたら朝比奈さんが見送りにきた。
「でも11時になるかも知れないですよ」
靴を履きながら、あたしは返事をした。
「11時になってもちゃんと迎えにくるから。
彼らにもいい旦那さんだって言うイメージをつけたいし」
朝比奈さんは苦笑いをした。
伊勢谷さんと口論になった事件のことをまだ気にしているみたいだ。