恋
第13章*猫
片手に枕を持ってドアの前で緊張しているあたしは、どこからどう見ても変人だ。
「大丈夫に決まってるよ…。
変なことはしないって言ってたんだから…」
あたしは言い聞かせると、目の前のドアをたたいた。
コンコン
「どうぞ」
中から声が聞こえたことにホッとすると、ドアを開けた。
「いらっしゃい」
ベッドのうえに座っている朝比奈さんがあたしを見ていた。
彼の部屋に足を踏み入れるのは、2回目だ。
以前にも入ったことがあるはずなのに、恐ろしいくらいに緊張している。
「し、失礼します…」
あたしはそう言うと、部屋の中に足を踏み入れた。
「隣どうぞ」
朝比奈さんが自分の枕の横を指差した。
その空いたスペースに、あたしは自分の枕を置いた。
「大丈夫に決まってるよ…。
変なことはしないって言ってたんだから…」
あたしは言い聞かせると、目の前のドアをたたいた。
コンコン
「どうぞ」
中から声が聞こえたことにホッとすると、ドアを開けた。
「いらっしゃい」
ベッドのうえに座っている朝比奈さんがあたしを見ていた。
彼の部屋に足を踏み入れるのは、2回目だ。
以前にも入ったことがあるはずなのに、恐ろしいくらいに緊張している。
「し、失礼します…」
あたしはそう言うと、部屋の中に足を踏み入れた。
「隣どうぞ」
朝比奈さんが自分の枕の横を指差した。
その空いたスペースに、あたしは自分の枕を置いた。