恋
幸いにも使っていたボールペンは消せるタイプのものだったのですぐに解決できた。
「小春ちゃん、指の太さを図っていい?」
朝比奈さんが声をかけてきた。
「…それ、今やることなんですか?」
あたしがそう聞いたら、
「いつになったらやってくれるの?」
朝比奈さんが聞き返してきた。
「はいはい」
あたしは返事をすると左手を差し出した。
ある程度の学習はしています。
「細いな…」
朝比奈さんはブツブツと呟きながら左手の薬指にヒモをつけるとキュッと結んだ。
結んだヒモをスッと抜くと、テーブルのうえに置いた。
「よし、これで後は時間を見つけて指輪を作るだけだな」
朝比奈さんはそう言うと、また作業を始めた。
「小春ちゃん、指の太さを図っていい?」
朝比奈さんが声をかけてきた。
「…それ、今やることなんですか?」
あたしがそう聞いたら、
「いつになったらやってくれるの?」
朝比奈さんが聞き返してきた。
「はいはい」
あたしは返事をすると左手を差し出した。
ある程度の学習はしています。
「細いな…」
朝比奈さんはブツブツと呟きながら左手の薬指にヒモをつけるとキュッと結んだ。
結んだヒモをスッと抜くと、テーブルのうえに置いた。
「よし、これで後は時間を見つけて指輪を作るだけだな」
朝比奈さんはそう言うと、また作業を始めた。