恋
第5章*誕生日
――小春ちゃんの誕生日をお祝いする
朝比奈さんはそう宣言した…のであるが、
「また残業ですか…」
スマートフォンの画面に表示されている彼からのメッセージに、あたしは呟いた。
この間の休日の翌日から朝比奈さんは残業で夜遅くに帰ることが多くなった。
「また今日も1人でご飯か…」
時期も時期だから仕方がない。
あたしはパートだけど、朝比奈さんは正社員なのだ。
今さら違いを嘆いたって仕方がないけど。
スマートフォンをテーブルのうえに置くと、夕飯を食べるためにキッチンへと足を向かわせた。
ガチャッと冷蔵庫を開けると、
「本当に作り置きだらけだな」
タッパーの中に入っているたくさんの作り置き料理にあたしは呟いた。
朝比奈さんはそう宣言した…のであるが、
「また残業ですか…」
スマートフォンの画面に表示されている彼からのメッセージに、あたしは呟いた。
この間の休日の翌日から朝比奈さんは残業で夜遅くに帰ることが多くなった。
「また今日も1人でご飯か…」
時期も時期だから仕方がない。
あたしはパートだけど、朝比奈さんは正社員なのだ。
今さら違いを嘆いたって仕方がないけど。
スマートフォンをテーブルのうえに置くと、夕飯を食べるためにキッチンへと足を向かわせた。
ガチャッと冷蔵庫を開けると、
「本当に作り置きだらけだな」
タッパーの中に入っているたくさんの作り置き料理にあたしは呟いた。