初めての彼氏と別れました
別れ話
「突然ごめんね。貴方と別れたいです。ずっと考えてたんだけど、今の私じゃ貴方には釣り合わないなと思うの。中身も容姿も。だから、別れて自分磨きに専念したい。」
…
送ったアアアアアアア!
割とあっさり送信ボタンを押せたものの、私はぶるぶる手を震わせながら彼氏とのLINEのトーク画面を凝視していた。
あっ既読ついた。早い。
『(´Д`)ハァ…』
…
おー、溜息。
『釣り合わないって何。』
何って何。
「そのままの意味。」
『やろうな、まあそういうことなら分かった。君がどんだけ成長するかも楽しみやし』
別れることをすんなり受諾されてほっとしつつ、若干私はイライラしていた。
釣り合わないって何って何。
あれだけのことを今まで散々言ってきておいて。
どんだけ成長するか楽しみって何。
本っ当につくづく上から目線な人だ。
" あなたと釣り合わないから別れる "
それはある意味本音である意味嘘だった。やんわりとした切り出し方をしてみたものの、別れることを決意するくらいには私は既に彼氏のことを少し、ううん。
結構嫌になってきていたのだ。それで限界感じて別れようなんて言ったのだ。そもそも告白したのは私の方だった。まあそんなことはさておき。
私が別れを決意したのは今から一週間前のこと。でも、きっかけを語り出すと結構そのまた昔の時期まで遡ることになる。