わたしの初カレ。
「...望和がそう言うなら。」
星莉ちゃんは、口の中に入っているイチゴをモグモグと食べ終わると話し始めた。
「...ずっと、私が付き合っていることを隠しててごめんなさい。」
「...やっぱり私達のこと、信用してなかったんでしょ?」
「ちょっと、るる!!言い方がキツイよ...」
「...ごめんなさい。
信用してなかったわけじゃないけれど...。
...あの時は言えなかったの。」
「...私達に嫌われると思ったの?」
るるがそう尋ねると、星莉ちゃんは頷いた。
「...信じられない」
「でも、いつかちゃんと話さなきゃって思ってた...」
「そう思って、時間はかかったけれど...きちんと星莉ちゃんは話してくれたんだね。
彼氏がいること、隠さずに話してくれてありがとね...!!」
「...望和ちゃん。」
「ねえ、るる。もういいじゃん...!!
星莉ちゃんが橋崎先輩と付き合うってことは凄いことだし...ね!!」
「.....うん。
星莉。キツイ言い方して...ごめん。」
「私こそ...あの体育祭の時に正直に言えば良かったなって」
雰囲気は最悪だ。こんな雰囲気で、土曜日が終わるなんて絶対に嫌だ。
「2人とも!!
この話はもう終わり!!今から動物園行こう!!」
そう言うと2人が笑ってくれた。
「よーーしっ!
星莉がリア充だったということで私は、はしゃぎまくるんだからっ!!!」
るるは、そう言うと席を立ち上がった。
それから、私は動物園に行った。
喧嘩したかと思いきや、すぐに仲直りして、
今は一緒になってはしゃいでる。
友達って最高!!