わたしの初カレ。
しかも唯くんの字は本当に美しい...
って、授業に集中しなきゃ。
唯くんに常に会いたいと思う自分がいる。
高校1年生の時は、人の目ばかり気にしていて、唯くんには本当に寂しい思いをさせていたかもしれない。
デートは1回くらいしかしたことなかったし、私もここまで唯くんのことを好きではなかった。
別れてから唯くんの恋しさに気づき始めて、こうして嫉妬もして...。
よし。
唯くんからもらったこの付箋は、ずっとずっと大切にしまっておこう。
そして、そっと筆箱にしまった────。