わたしの初カレ。



────


12月。


4日間の期末テストが終わり...
今日で唯くんが元カレから今カレになって約1週間が経っただろうか。



「はーい。今日は月曜日だからぼーっとしないよ、石井さん!!」



「えっ?!あ、はい...。スミマセン」


クラスのみんながいっせいに私の方を見る。


教室にみんなのハハハハハという笑い声が響く。


星莉ちゃんの温かな視線も感じる...。


なんで星莉ちゃん、そんな仏様みたいな目で...。



まあ、この朝のSHRが終わったらさっそく聞こうじゃないか。



「じゃ、今日からテスト返ってくるので────...」



るる似の私のクラスの担任、話長いなぁ。


いや、私が長く感じてるだけか←。




「────で終わります。」



あっ!!終わった!!やっと終わった!!



「星莉ちゃーー...」



「ちょっと石井さん!!
今日、どうしたの?まだ挨拶してないからSHRは終わってないわよ。
席に着きなさい!!...あ、後で職員室に来なさい」




しょ、職員室?!




「あ、はい...。分かりました...。」




最悪だぁ。。。


ああ、リア充だからって浮かれてるんじゃなかったァ。




SHR後、


星莉ちゃんのもと────ではなく、職員室へ向かった。







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