わたしの初カレ。
「朝に望和と会うのはなんか久しぶり(笑)」
「確かに...久しぶりだね!!
なんだか新鮮だなー」
「だね。
あ、テスト今日返ってくるね」
「うん!!
...数学何点だろう。なんかドキドキする!!」
「望和なら大丈夫。
俺が保証するから(笑)」
────ギュッ
?!
「なっ、いきなり...手を握って...
どうしの?」
「んー、なんか望和の手...
赤いなと思ってさ。」
「あ...確かに赤い...。」
「寒くなってきたし...
それに望和の手、ヒンヤリしてる」
「あ、なんかごめんね」
ん?!
謝る私にクスクスっと笑いかけると唯くんは、私の手にポケットから取り出したカイロをのせた。