わたしの初カレ。
「あれ?ママ、何持ってるの?」
「へっ?!
...あっこれは...」
唯くんが、私が持っている付箋に気づいた?!
「ねー!!パパーー!
その紙、なんて書いてあるのぉー?」
あっ、ちょっと花恋?!って心の中で叫んだけど届かなかった。
まあ、心の中で叫んだんだから届くわけないか。
「これはねー」
その付箋を見た瞬間、唯くんの顔が一気に紅く染まった。
「こ...これは...えっ?!」
「パパーー、声裏返ってるーーー!!」
「あ、ああ。
これは、パパが書いたやつでね、ママのことが好きって書いてあるんだよ」
んんん?!
それを聞いて私の顔も赤くなる。
「ふたりともー、あかいよー?」
「「えっ?!ああ、そうかな?」」
唯くんと思わずセリフがかぶる。
やっぱり私、この人とあの時やり直しておいて良かったな。
本当に幸せです。
この日々がいつまでも続きますように────。
〜Happy End〜