わたしの初カレ。
午前中は、ハプニングもあったけれど
ご飯たべて、
公園に行って沢山話した。
普段話せないこともいっぱい話せた。
そして、いつの間にか夕方になっていた。
「もう、そろそろ暗くなるから
今日はもう帰ろ?」
「...うん」
「なんか、その淋しそうな望和。
反則。俺、本当はまだ帰りたくないんだよ?」
私も本当は、まだ帰りたくない。
それほどデートが楽しかった。
次の日はまた、学校で話さなくなるだろうから
明日が来るという現実が嫌だった。
泣きそうになる。
「だから、その望和の顔
反則だって。」
「ごっ、ごめんね...」
「謝んなくていいよ。」
そして、しばらく無言のまま
歩いていた。
そして、家まで送ってもらって
呆気なくお別れをした。