わたしの初カレ。
□さようなら
別れを告げようと決心してから、
いつの間にか2週間が経っていた。
そして、今は2学期。
9月だが、まだ夏のような暑さが続いている。
新学期ということもあり、席替えが行われ
なんと私の右隣の席は唯くんだ。
私の席の左側には、窓があるため
ちょうど今、
授業中なのに私は、外を眺めている。
外を眺めながら
唯くんが隣にいるということに、
ドキドキしてしまう自分と
るるを傷つけた人達と仲が良い唯くんを軽蔑している自分がいる。
別れを決心しても、
別れきれない自分がいる。
初恋で初カレの人と、
そう簡単に別れるなんて私にはできない。