わたしの初カレ。

□他人同士


クラス発表を見た私達は教室へ向かった。



手前の方に3組の教室があったため、

悲しそうな顔をする、るると別れた。


星莉ちゃんと一緒に入る教室。

1年生の時は主に、るると行動をしていた為か

星莉ちゃんと一緒に行動するのはなんか新鮮だ。



「改めてよろしくね」

そう天使のような笑顔で星莉ちゃんが言ってきた。


私はぎこちなく、よろしくね
と言った。


自分の席に着くと、

何となく去年のことを思い出す。


そう言えば、私

唯くんと同じクラスになった時すごく喜んでいたな...。



別れたはずなのに、

唯くんとの思い出は相変わらず消えない。


もう関係ないのに、


頭から離れない。


なにか、行動する度

唯くんを思い出してしまう自分が嫌だった。



こんなの...

未練タラタラじゃん。



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