わたしの初カレ。


涙で目が赤くなった私の所へ、


高熱が出て学校を早退することになった私を心配して、るると星莉ちゃんが私の家までお見舞いに来てくれた。



「担任の先生に、『望和さんに配布されたプリントを届けたいので家を教えて下さい』って言ったら、望和の住所教えてくれたんだ」


と、星莉ちゃんが優しい表情で言った。


その後に2人とも体調のことと、


私の目が赤くなっていることを



心配してくれた。



そして、るるは


「望和〜ジャーーンっ!!
アイス買ってきました〜!!」



と明るく言うと私に、このアイス好きでしょ?と言いながら渡してくれた。



冷たいアイスが、心と身体に染みる。






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