わたしの初カレ。
借り物競走が終わり、
私とるるは、野球部のプリンスに支えられながら歩いている星莉ちゃんのもとへ向かった。
「せりーーっ!!」
「わっ!!望和ちゃん!?
あ、るるちゃんも!!
なんか心配かけてごめんね。」
「いいのいいのいーのっ!!
そーれーよーりー...」
と言いながらるるは、チラッと野球部のプリンスこと橋崎先輩の方を見た。
「あの、橋崎先輩って星莉ちゃんのこと好きなんですよね?!
付き合うんですか?!」
そう、るるがキラキラ目をして聞いた。
すると、
星莉ちゃんと橋崎先輩が一斉に笑った。