記憶は私に愛をくれない。



急に切らないでよ困る。杏奈もいるのに。



「なんか、面白そうねぇ?」


杏奈が口角をあげる。



「いや、別に変なことじゃないでしょ!」



「さぁーー?だって陸だもん。じゃ、お邪魔にならないように行くねーーー。」



「待って!あんなぁーーー!」



杏奈はヒラヒラと手を振って近い方のドアから出ていった。






それと入れ替えるように………、


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