記憶は私に愛をくれない。



「美初………、やっぱり俺と。俺と………、付き合ってくれ。」






「え、、」






思わず驚きの声を出した。



「あ、私を、待ってるんじゃなかったの?」

「そのつもりだった。けど、海星に聞いた。全部。俺、美初の傍にずっと居れる訳じゃなねぇけど、多分俺の方が弱みばっかみせるかもしんねぇけど、やっぱりお前に傍にいて欲しい。俺の、女になれ。」





2日続けて告白されるなんて……。


しかも、いつも隣で笑ってるようなやつらに……。







でも、



でも、





答えは決まっている―――――。
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