記憶は私に愛をくれない。



小学校低学年の俺。

いつも隣にいるのは美初だ。必ず、隣にいる。




学校に行くのも、スイミングスクールに行くのも、遊びに行く時も必ず隣にいる。



美初は、こんなにいつも傍にいたのかよ。








そして、流れてくる景色は変わり、俺らは小6だった。


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