記憶は私に愛をくれない。





指輪がきらきらと箱の中で輝いていた。







「嘘でしょ!?こんなの、もらってもいいの?」



「当たり前だろ??金稼ぐの大変だったんだからなくすなよー。」



教えてくれた。離れてる間、やっぱり寂しかったって。



だから、ずっとつながってるって証が欲しかったこと。


そしてアルバイトを始め、貯めたお金でこれを買ったこと。
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