記憶は私に愛をくれない。
プール場につき、それぞれの更衣室で着替え、プールサイドに着く。






「えーー、今日は明日部活なしにするため、400の個人メドレーを測る!」






「「「えーーーーー。」」」







不満の声が特に3年生から聞こえる。







「おい3年、インハイ前なんだ、気合入れろ。」







「ほーい、わかってるから、ようちゃん」






ハートがつきそうな勢いで監督に声かけるのは、



3年の、エースでもある、中島武«タケル先輩。







この人、すごいことに昨年インハイで優勝経験がある。






部内でもトップを誇る。






でも誰も特別扱いせずに全力で勝負するのがこの水泳部のかっこいいところ。
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