記憶は私に愛をくれない。



全員が教室から出ていった頃。



「あのさ、美初。話してもいい?」


「え、うん、いいよ。」



海星が真面目な顔してくるから少し恥ずかしながら答える。








「俺、美初が好きだ。」
















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