影の姫様
姫川潤。
それがあたしの名前。
白峰学園、能力者の集う施設へ呼ばれた。
学園に呼ばれたのはあたしの編入。
要するに
あたしも能力者なわけで、
しかも能力は他の人達とは違う。
ー潤。そろそろ時間よ
『ん、じゃあ行こう。』
今話し掛けてきたのは
妖精のエイ。
あたしの能力の妖精。
他の人には見えないけど、
あたしには姿も見えるし
声も聞こえる
妖精は一つ一つの能力に存在する。
だから、Cランクでも妖精はいるのよ。
ただ、その能力者本人が知らないだけ。