あ甘い恋は、ふわっと美味しく召し上がれ
他の会社で、「ふわっとプリン」を敵に回して働くなんて無理だろう。
最大手の「パッチンプリン」に行く?
「パッチンプリン」の会社に入って、「パッチンプリン」を売るの?
無理、無理、無理。
プリン的には、話になんないし。
他社に行くなんて「ふわっとプリン」に対する裏切りだと思い直した。
「パッチンプリン」を売る度に、「ふわっとプリン」ほど美味しくないですけど。
こんな事が言えるだろうか?
なにせ小学生の時から、お誕生日に買ってもらってる「ふわっとプリン」が忘れられるはずがない。
すでに、もう私の体の一部だし。
私は、身を引き裂かれても、プリンのためにじっと耐えようと思ったのだ。