あ甘い恋は、ふわっと美味しく召し上がれ
それでも……と
いつかはドアがノックされるのではと期待に膨らんでベッドに入った私だけれど。

居心地のいいベッドに横になったからと言って、眠れないのは、何にも変わらなかった。

昨日までは、ここで課長眠ってたんだ。

課長の匂いに包まれる。

こんなふうに横たわって。


課長は……

本当に困った部下に、心配だったからと言って、寝るとこ提供してくれただけなんでしょうか?

少しも色っぽい雰囲気にならないまま、朝を迎えるのでしょうか?

んん……

考えてると、眠れない。



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