あ甘い恋は、ふわっと美味しく召し上がれ
取りあえず、仕事を始めるのに、スケジュール表に目を通さないといけない。

スケジュールを見てから、当面必要な資料だけプリントアウトしよう。

印字OK


印字の指示を出したのに、しばらく待ってても、すぐ横のプリンタが全然反応してくれない。

プリンターすら、いう事を聞かない気か?


「あれ?」

嫌な予感。印刷要求は全部OKになってない?

私は、作業をしている目の前の恵麻ちゃんに声をかける。

「恵麻ちゃん?もしかしてプリンタってこれだけじゃない?」


恵麻ちゃんが作業を中止して顔を上げた。
「このフロアにですか?はい。総務にもあります」


「まずい。そっち行っちゃったかも。どうしよう。結構出しちゃった」


恵麻ちゃん、すぐに立ち上がりそうな勢いだ。

「私、総務に行ってきましょうか?」


「大丈夫です。自分で行くから」
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