あ甘い恋は、ふわっと美味しく召し上がれ
せめて近くに置いてください
今日は、本社に来て二日目だ。
昨日と同じ時間に会社に着いた。

私が出社した時間には、メガネ課長はもう、席についていた。
そう言えば、初日に会った時も一番早く会社に来てたっけ。

「栗原は、帰ってくるまで渡した資料を読んでて」
課長は、そう言い残すと、どこかへ出て行ってしまった。

その間、恵麻ちゃんはひたすら休むことなく資料の作成。

有能な恵麻ちゃんは、あっという間に作業を終えて、メガネ課長の残して行った山のようなを仕事を淡々とこなしてる。

私は、職場のことや人間関係のことを把握しておきたいなと思って、恵麻ちゃんに声をかけようと思ってた。

何度か失敗して、今度こそはとチャンスをうかがう。

彼女は何故か、私が近づく前に、いつの間にか席を立っていなくなってる。

その後も、話しかけるチャンスがなく、ようやくお昼になってから恵麻ちゃんに声をかけた。
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