あ甘い恋は、ふわっと美味しく召し上がれ
「海外事業に力を入れようと思ってたら?」
「進出先で活躍できる人材の育成を育成するか、採用しなければならないんだ」
なるほど。彼の説明は、本より分かりやすい。
「その通り」
国崎君は、カウンターまでお水をもらいに行った。
その際、テーブルに置かれたままになっていたプリンを一口食べる。
生クリームとサクランボが乗ってる、見た目は、普通のカスタードプリンだった。
でも、味は普通のものと少し違う。ひと工夫も、ふた工夫もしてある。
生クリームかなあ。
クリーミーでとてもおいしい。
私は、戻って来た彼に言う。
「すごいな、国崎君って、本当に地道に勉強してるんだね」
「うん。俺はさっき言った中の福利厚生、労務をずっとやって来たんだ。
仕事が嫌なわけじゃないけど、同じことばかりだと経験が足りなくなる。そろそろ違うことも覚えたいんだ」
何気なく言う。
「ふ~ん。でも、ちゃんとそういうこと上に話してる?
違う仕事がしたいってだけじゃ、伝わらないよ。こんなに熱心にやりたいって思ってるなら、総長にでも直談判すればいいのに」
「総長って、総務部長のこと?」
「そう」
「そんなことできるかよ」
「どうして?」
「いや……だって、熱意が間違って伝えられたらどうするんだよ」
「そんなもん、どうしてわかんないんだよ、バカって言ってやればいいじゃないの」
「はあ?」
「そうだ、それこそ人材開発の課長に直に言えばいいじゃないの」
「どうして急にそういう話になるんだよ」
「資料に書いてあったでしょ?
モチベーションを上げるには?
働く人間の要求が、満たされないといけない。
そう言って触れ回ってる部署が、真っ先に無視してどうするのよ」
「分かったって。お前、頼むから先走って、変なことするのは止めろよな」
「私が課長に進言しようか?こんな近くに優秀な社員がいますって」
「だから、今、止せって言ったばっかりだろ?」
「進出先で活躍できる人材の育成を育成するか、採用しなければならないんだ」
なるほど。彼の説明は、本より分かりやすい。
「その通り」
国崎君は、カウンターまでお水をもらいに行った。
その際、テーブルに置かれたままになっていたプリンを一口食べる。
生クリームとサクランボが乗ってる、見た目は、普通のカスタードプリンだった。
でも、味は普通のものと少し違う。ひと工夫も、ふた工夫もしてある。
生クリームかなあ。
クリーミーでとてもおいしい。
私は、戻って来た彼に言う。
「すごいな、国崎君って、本当に地道に勉強してるんだね」
「うん。俺はさっき言った中の福利厚生、労務をずっとやって来たんだ。
仕事が嫌なわけじゃないけど、同じことばかりだと経験が足りなくなる。そろそろ違うことも覚えたいんだ」
何気なく言う。
「ふ~ん。でも、ちゃんとそういうこと上に話してる?
違う仕事がしたいってだけじゃ、伝わらないよ。こんなに熱心にやりたいって思ってるなら、総長にでも直談判すればいいのに」
「総長って、総務部長のこと?」
「そう」
「そんなことできるかよ」
「どうして?」
「いや……だって、熱意が間違って伝えられたらどうするんだよ」
「そんなもん、どうしてわかんないんだよ、バカって言ってやればいいじゃないの」
「はあ?」
「そうだ、それこそ人材開発の課長に直に言えばいいじゃないの」
「どうして急にそういう話になるんだよ」
「資料に書いてあったでしょ?
モチベーションを上げるには?
働く人間の要求が、満たされないといけない。
そう言って触れ回ってる部署が、真っ先に無視してどうするのよ」
「分かったって。お前、頼むから先走って、変なことするのは止めろよな」
「私が課長に進言しようか?こんな近くに優秀な社員がいますって」
「だから、今、止せって言ったばっかりだろ?」