7年越しの、恋。
同窓会
ドキドキしながら優花を待つ。

今日は帰ってきた目的、同窓会だ。

化粧をしてきれい目な格好はしてみたものの、ほんとに久しぶりに会うからドキドキする。

「おまたせ!」

優花が小走りで寄ってくる。

優花も戦闘モードに見える。
しっかりメイクだし、服もいいやつだ。

「優花、あたしへんじゃない?」

「いやいや、充分でしょ!みなみはもとがいいからねー」

いやいや、と思いつつ、2人で歩きながらお店に向かう。

3年の時のクラス内同窓会で半分ちょいくらいの人数が出席するらしい。

3年間同じクラスで、優花にはほんとに助けられた記憶が強い。

祐司くんとは3年の時だけ一緒のクラスなった。一番微妙な時期に。
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