7年越しの、恋。
7年振りに
「…っ…はっ、…ちょ」
吸ったり舐めたりと、長く続くキスに苦しくて口を開くと、ぬるっと舌が入ってくる。
「…ふっ…ん、」
舌を吸われたり、歯を舐められたりして力が抜ける。
必死で彼の服にしがみつく。
恥ずかしいけど、どうしても鼻に抜ける甘ったるい声が漏れてしまう。
そして、長いキスの後で唇が離れる。
糸が引いて、なんだかとてもいやらしい。
恥ずかしくて口回りを押さえる。
「…なんか。祐司くん昔よりキス上手くなってるよね」
ちょっと過去の彼女の影を感じて、複雑な気持ちになる。