7年越しの、恋。
お互いの実家はまずいので、車でホテルに入った。

私はよくわからないから、全部祐司くんに任せてついてった。

部屋に入るなり、後ろからぎゅっとされる。

「みなみ…」

首筋を後ろから唇で触られる。
くすぐったくて身をよじるけど、抱き締める腕は緩まらない。

「待って…シャワー…」
「待てない」

即答で却下される。

「わわっ…」

そこから急にお姫様だっこされて、ベットに下ろされる。

「カッコ悪いけど、もう待てない。
みなみ…終わったら一緒にシャワー浴びよう?
だから、今はみなみを抱きたい」

ストレートな言い方に顔が赤くなる。
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