7年越しの、恋。
だから、あの子が「今日先輩とデートでみなみと一緒に帰れないから、武藤ちゃんと送り届けなさいよー!」と言うだけ言って去ってしまった時は、もうどうしようと大分慌てた。
でも、武藤くんは
「…帰ろっか」
と、いつも通り声をかけてくれて送ってくれた。
あの子がいない分、ちょっと静かでドキドキが聞こえちゃうんじゃないかと思うくらいだった。
私の家より武藤くんの家の方が遠い。
チャリ通なのに、歩きの私に合わせて押して歩いてくれてる。
不思議とドキドキはしてどうしようと思ったけど、この無言も嫌じゃなく感じた。
でも、武藤くんは
「…帰ろっか」
と、いつも通り声をかけてくれて送ってくれた。
あの子がいない分、ちょっと静かでドキドキが聞こえちゃうんじゃないかと思うくらいだった。
私の家より武藤くんの家の方が遠い。
チャリ通なのに、歩きの私に合わせて押して歩いてくれてる。
不思議とドキドキはしてどうしようと思ったけど、この無言も嫌じゃなく感じた。