水色ガールフレンド
02
空も飛べない僕だけど
次の日少し余裕を持って学校へ行くと雨音はまだ来ていなかった。
…どうしたんだろ。
そう思いながら雨音の席を眺めていると
「砦、お前雨音さんと付き合ってんの?」
と、声がした方を見ると樹が居て、他にも興味津々と言った感じの男子数名に囲まれていた。
なんでも昨日一緒に帰っているところを見かけた奴がいたらしい。
まあ、いてもおかしくはないんだけど。