水色ガールフレンド

ガラッ――

教室のドアを開けた瞬間、目に映ったのはだれひとりいない空っぽな教室。

カーテンは閉められ電気も付いていないそこは天気が雨ということもあり、朝だというのに薄暗く少し不気味さを漂わせていた。

「…なんでだれもいねぇの?」

電気を点けながら呟く言葉は誰の耳にも届かなくて…。

そのかわり教室が明るくなった為、黒板の文字が目に飛び込んだ。

“職員会議の為朝練なし”

あっ…。



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