隣の貴方は吸血鬼

「そうしたいけど…それすると生活がなぁ…家賃に光熱費に食費…うーん…」
「ならもっと時給良いバイト探せば?それなら減らしても大丈夫っしょ」
「そうだね…例えば?」
「キャバクラとか」
「冗談言わないで」
「そうよ菜々枝ちゃん、それじゃあ美波ちゃんの生活リズムが余計狂っちゃうよ」


「「そっちか」」




教室に菜々枝の豪快な笑い声が響き渡った。
言った本人はキョトンとしていたが。
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