陰にて光咲く



「乾杯〜♬」


シャンパンを乾杯し、2人っきりのクリスマスパーティーが始まった。


さっそくさおりの作ったチキンを口に運ぶ。


「どう?美味しい⁇」


口の中でとろけそうなほど美味しかった。


「うん、めっちゃ美味い!」


「本当⁉︎よかった〜!頑張って作った甲斐があったな」


料理を食べてる途中、俺はふとある事を思い出した。


「そうだ。コレ、さおりに…」


カバンから昼間のうちに用意しておいたさおりへのプレゼントを渡した。


「えーっわざわざありがとう!」


プレゼントは女の子に人気のブランドのネックレスだ。


真ん中にダイヤのハートが付いている。


「可愛い〜!ありがとう。ずっと肌身離さず付けるね」


「よかった、喜んでもらえて」


さおりの嬉しそうな表情に安心した。


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