僕の愛した愛。
愛が起きたであろう時間に電話をしようと思い少し待つ。

そしたら愛から電話がきた

ハッピバースデートゥーユー
ハッピバースデートゥーユー

電話口から愛の歌声が聞こえる

ねえ、しゅうちゃん?お誕生日おめめとう。
ねえ私が一番?一番に言った?

うん。一番だよ。ありがとう。

やったー
しゅうちゃんおめでとう。

ありがとう。愛。
プレゼントありがとうね。
あれはいつ届けに来たの?
びっくりした。

うーん。ひみつだよ!!
感動した?うれしかった?

うん。すごくうれしかったよ。

じゃあ好きって言って?
わたし頑張ったでしょ?
ご褒美に好きって言って!

うん。ありがとう。
愛。好きだよ。大好き。
これからもずっと一緒にいようね。

うん。しゅうちゃん。ありがとう。

普段あまり好きと言わないぼくが素直に好きと言ったものだから愛が照れていた。
電話だけど耳まで赤くなってる愛が想像できて、余計に愛おしくなった。

愛?今日はバイト休みでしょ?ぼくが学校まで迎えに行くよ。だから学校がんばってきて。
え?うそ!!やったー
がんばる!超がんばれる!!


ぼくはとにかく愛にあいたくてあいたくて抱きしめたくてたまらなかった。
ふだんはあまり学校には迎えに行かないようにしていたんだけど、
この日は一刻も早く愛に会いたかったのだ。
< 4 / 7 >

この作品をシェア

pagetop