俺から離れないで





「ん…朝…」





私はスマホのアラームを止めて、隣に寝ている子を起こした。





「ねちゃ…?はよ〜…」






「おはよう、玲央。ほら着替えるよ」





「あい〜…」





この子は、末っ子の玲央(れお)。





私には、お父さんとお母さん、お姉ちゃんに双子の弟、そして末っ子の玲央の家族がいる。





お父さんは、代々続いてきた世界的有名らしい会社の社長さん。




お母さんはとっても綺麗で家事完璧ロシア人なんだけどドジで、危なっかしい…




こんなお父さんとお母さんは、今もラブラブで私達の前でもお構いなしにいちゃつく人デス…






お姉ちゃんは、大学一年生でカメラ好き。カメラだけで数十万は使ってるはず…





双子の弟たちは、小学一年生。
お兄ちゃんのほうが、空。
弟のほうが、陸。




そして、末っ子の玲央はまだ三歳でものすごく可愛い…!



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