俺から離れないで
「じゃあ、教室行くね。迎え来てくれてありがと。ばいばい」
下駄箱で深瀬くんと別れて私は教室に向かった。
「あ、深瀬くん!おはよっ!」
「おはよ」
あ、同じクラスの子かな?
やっぱり、深瀬くんはああいう可愛い子と居たほうがお似合いだなぁ…
「はぁ…」
「カ〜ナ!おっはー!」
「玲奈どうしたの?ため息なんて」
「鈴夏…小雪…」
「悩みなら聞くよ?」
「うん…」
二人と、友達になれてよかった…
「ほら、言ってみ?」
「あのね…深瀬くんが、かっこ良すぎて困ります…」
仕草とか…
笑顔とか…
声とか…
「「…惚気かい?」」