俺から離れないで
「お腹減った〜…」
鈴夏は、グゥ〜…ってお腹を鳴らしながら言っていてちょっと面白かった。
「ノエさん今日は、パン?」
私と、小雪はいつもお弁当だけど鈴夏だけは購買でパンを買って来て食べてる。
「うん!買っといたからすぐ行ける!」
「じゃあ、中庭行こ!」
「っしゃー!ごはーん!!」
鈴夏が、『行こ』って言葉に素早く反応してイスから立ち上がって走ってドアに向かった。
すると、鈴夏がドアを開ける前にドアが開いて、鈴夏は誰かにぶつかった。
「うわっ!」
「ちょ…鈴夏!」
「ノエさん、なにやってんの…」
「あれ?深瀬くん?」
鈴夏がぶつかってしまったのは、深瀬くんだった。