夜の甘やかな野望
自分は外見も内面も見た目通りのタイプだ。
だから大丈夫。
依存しすぎていない。
2週間か3週間に一度でも、十分だ。
ってか、そんな風に考えるなんておかしい。
お互い、割り切った関係なんだから。
それに、本当に忙しいのかもしれないし。
前にランチを食べに行ったとき、お昼ご飯をゆっくり食べる暇も無いって言っていたし。
「岡田さん、どうかした?」
「はい?」
問いかけてきた事務長に、真顔で聞き返して我に返り、あわてて瞬きを繰り返した。