保険彼女と日向くんの甘々同居生活


「「「いただきます」」」


みんなで食べるご飯はやっぱり美味しくて



「お前ホント毎日来るよな」


「え〜いいじゃん別に〜。
日向も俺に会えて嬉しいだろ〜?」


「いい頭してんな」


「なにそれ褒めてる?」


「勝手に思ってろ」




いつも通りの二人の会話は楽しくて。




「愛花ちゃんも俺に会えて嬉しいよね〜?」



楽しくて。








「…」










ーーーー…先輩、










「…愛花ちゃん?」



「…え、?あっはい、
ごめんなさい。何ですか?」




「…もしかして調子悪い?」



「いえ!違います!
ただぼーっとしてだだけで」





「……そっか。あっほら、いっぱい食べな」




私におかずをよそってくれる成瀬さんがお母さんのようで思わず笑えば、成瀬さんもつられて笑っていた。




ただ、そんな中日向くんだけは
いつもとは違う様子で私を見ていたことに
その時はなにも気付かなかった。
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