保険彼女と日向くんの甘々同居生活
「…そ。じゃあ行くか」



飲み終わったコーヒーの缶を捨てて、ポケットに手を突っ込み歩き出す彼。




「あ、はい…」





本当についてきてくれるんだ、と少し申し訳なさを感じながら彼の後についていく。





私がここで、やっぱり一人で行きます。

そう言わなかったのは今一人になったら自分が崩れそうだったから。






いつだって私は自分に甘いし、そして、弱いんだ
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