保険彼女と日向くんの甘々同居生活
日向君の少し後ろを歩く私。
隣を歩かないのは、なんか日向君がキラキラしてて隣を歩くのに勇気がいるから。
先輩に捨てられた女が、こんなキラキラした人の隣に歩いていいものなのかと、そんなこと思ったから。
…今頃先輩達は何をしてるんだろう。
なんて少し考えてみたけど、それはすぐに辞めた。
だって、そんなのわかりきってることだから。
ああ、殴り込みにいきたい。
怒鳴り散らしたい、蹴り飛ばしたい。
…そんなことしないし、出来ないけれど。
そういえば日向君は何歳なんだろう。
そう思って
「あの、日向君っておいくつなんですか?」
そう尋ねてみると、少し予想外の答えが返ってきた。