保険彼女と日向くんの甘々同居生活
それから暫く歩くと見えてきたのはお目当の漫画喫茶。
ここで一晩過ごすのか、
小さくため息をつき、漫画喫茶を見上げる。
……はあ、
二度目のため息をつく。
もう仕方ないよ、このため息は止められない。
「…ため息つきすぎだろ」
はぁはぁ、ため息をつく私に対し妙な視線を送ってくる日向君。
「…そりゃ誕生日に漫画喫茶に泊まるだなんて、ため息もつきたくなりますよ」
楽しみにしてたのに。
ずっと前から今日はなに作ろうかな、
って考えて
ワクワクしながらご馳走作ったのに。
ちょっと飾り付けも頑張っちゃったりしちゃってさ。
………先輩が祝ってくれるんだって、二人で過ごすせるんだって
ーーーーーー…ずっと楽しみにしてたのに。