保険彼女と日向くんの甘々同居生活
「誕生日…?まさか、お前の?」


「はい…」





ああ、
絶対こいつかなり不幸じゃねって思われてる。


可哀想すぎじゃねって
惨めすぎじゃねって


思われてる…






と何度目がわからないため息をつこうとしたとき








「やめた」


「え?」


「だから、漫画喫茶やめた」






急にわけのわからないことを言い出す日向君。


漫画喫茶やめた?
なに?どういうこと?




意味がわからず首を傾げていると



「行くぞ」




いきなり私の腕を掴み歩き出す日向君。

……なに?!





「え、ちょっと待って!どこ行くの!?」


「いいから。ついてこい」





そんな無茶なっ!



でもいくら手を引っ張ろうが抵抗しようが日向君はずんずん歩いていくもんだから仕方なくついてくことにした。









空を見上げて思ったことは







ーーーーーー…なんだこれ、夢なのか。







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