保険彼女と日向くんの甘々同居生活

保険彼女と日向君



日向君に連れてこられた場所、
そこを見て呆然と立ち尽くす。


「えっ、」






と声を漏らす私をよそに、日向君は私の腕を引っ張り綺麗なイルミネーションの中を歩いていく。




カランっと鈴の音がして開かれた扉。


「いらっしゃいませ」



「予約してないんですけど、空いてますか?」



「はい、丁度二席分空いております。
ご案内致します」










…………いやいやいやいや、え??

ここ、高級レストラン………え?




私が理解するよりも早く席に
案内する店員さん。



コートお預かりします、なんて言われたけどそれに反応する余裕もなくポカンとしたまま日向君の後ろを歩く。





待って、ホントに待って。
意味がわからない、







「クリスマス前なのに空いてるとかついてるな」



席に着きメニューを広げながらそんなことを言う日向君。



いやいやいや、なに自然とメニュー広げてるの?!



「ねえ!なにこれ!ちょっと頭がついてかないんだけど…」






もう敬語なんて使ってる場合じゃない。

一体何なんだ。

ここが高級レストランということだけはわかるから少し声を抑える。



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